食卓にゆとりをもたらす工夫
高さの異なるうつわを組み合わせることで、蓮の葉が少しずつ重なり合うように、うつわの端と端が重なって、食卓の上に高さの奥行きとリズムが生まれます。
真直ぐにのびた高台とひとつづきのプレートは、そっと手に馴染むなめらかな質感。
通常、高さのある高台は下に向かって広がっているものが多いですが、コンパクトな食卓であっても、もっと自由に料理を広げて愉しんでもらいたいという想いから、うつわを組み合わせやすく、空間を広く使える直線的な形状の高台にこだわりました。
現代の暮らしに寄り添う、うつわの表情
釉薬の表情がより際立ち、柔らかな陰影を生み出している鎬(しのぎ)の文様。これは日本の伝統的な装飾技法であり、立体的に削り出された鎬文を光が照らすことで陰影が生まれ、うつわの豊かな表情を引き出しています。
美濃焼の温もりとモダンなデザインが融合した佇まいは料理を選ばず、日常もハレの日も、現代の食卓に上品な華やぎを添えます。
“魅せて置く”うつわの佇まい
表情の異なるうつわたちをひとつに重ねると、食卓での出番を待つ姿も、どこか愛らしい佇まいに。
まるでキッチンのアイコンのように、“魅せて置く”ことができます。しまい込んでしまってあまり使う頻度が多くない“特別なうつわ”ではなく、日常の中で活躍してほしいから…ほんの少しの存在感と、眺めても愉しい収納力が特徴です。